カレンダー印刷のデザインの注意点についてご説明します。カレンダーは年間を通して使用するものになります。そのため、デザインしっかりとユーザーの視点に立ったものでないと、失敗をしてしまう可能性もあるので、十分な配慮と注意が必要です。まずはカレンダーの日付の大きさですが、これは書き込みニーズを十分に配慮したものでなければなりません。

日付の文字が大きすぎてしまうと、そのスペースが十分に確保されません。逆に日付のスペースが小さいと文字が読みにくく、曜日を確認しにくくなってしまいます。もし一度仮のデザインが出来上がりましたら、一度実際のサイズで出力などをして確認しましょう。また、日付と絵柄のバランスも非常に重要です。

絵柄が主張しすぎると、日付が読みにくく、また絵柄にあまり訴えるものがなければ、カレンダーは少し存在感をなくしてしまいます。そのため、そのバランスには配慮が必要になります。またカレンダー印刷のそのものの形状ですが、こちらもユーザー側の視点に立って検討しましょう。ビジネスユースでしたら、机においても違和感なく、邪魔にならず、かつ見やすいデザインと形状が求められます。

その他の使用用途であれば、ある程度自由に用紙、デザイン、加工の形状を選ぶことができます。このような知識や経験、実績はなかなか一般的な人には備わっているものではありません。企画段階から、印刷会社の営業マンにカレンダー印刷の場合は携わって頂くことが大切です。