以前は、印刷というと、ディスクトップパブリッシング用の特別なソフトウェアを使ってデータを作り、フィルムスキャナーからデータを取り込んで、フォントにもこだわって制作する必要がありました。また、細かい色見をチェックするために、色見本を印刷してもらい満足いくまで更正をすると言った手順もありました。今でも、広告や正式なパンフレットの製作では大きな変化はありませんが、もう少しライトなものでしたら、もっと気軽にできるようになりました。まず、ソフトウェアは、オフィスで使っている一般的な資料作成ソフトであれば、印刷屋に入稿できるようになりました。

もし、利用しているソフトウェアに対応していない場合でも、PDF形式にしてしまえば入稿を受け付けるところが増えました。また、写真などのデータは、デジカメやスマートフォンの普及のおかげで、直接データとして取り込むことができるようになりました。オレンジや黄色のような少しの違いでイメージが代わってしまう色を多用しなければ、色見本が無くても、ほぼ画面のイメージ通りに印刷できます。そして、最近の業者はネットでデータ入稿ができるようになりました。

オフィスでデータを作り、パソコンから業者のホームページを開き、ホームページ上からアップロードをしてしまえば、それで入稿完了です。データについては、業者でも一度確認をしてくれるため、印刷して不具合がでそうな部分があれば、メールで確認をしてくれます。料金もかなり安くなっており、イメージしているよりも手軽になっていますので、一度試して見ると良いです。